姿勢改善で体の構造を理解する意味|骨模型を使う理由をトレーナーが解説

姿勢改善で体の構造を理解することが役立つのは、
骨盤・背骨・胸郭・肩甲帯などの位置関係を把握し、
立つ・座る・動くときの体の使い方を考えやすくなるためです。

骨格を一つの「正しい位置」へ矯正することが目的ではありません。
骨模型も姿勢を変える道具ではなく、
体の仕組みや動きを理解するための説明ツールです。

この記事では、姿勢と体の構造の関係、
骨模型を使う理由、
理解した内容を実際の動作につなげる考え方を解説します。

この記事で分かること

  • 姿勢を見るときに体の構造理解が役立つ理由
  • 骨盤・胸郭・背骨・肩甲帯の位置関係
  • 猫背・反り腰・巻き肩を見た目だけで判断しない理由
  • 骨格模型で筋肉の起始・停止を理解する意味
  • 体の構造理解を動作やトレーニングにつなげる考え方

姿勢を見るとき、なぜ体の構造を理解することが大切なのか

姿勢は、背中や骨盤など一部分だけで決まるものではありません。

頭・胸郭・背骨・骨盤・股関節などが、
立っているときや動いているときに、
どのような位置関係にあるかを考えることが大切です。

例えば、背中が丸く見える場合でも、
背骨だけでなく、骨盤の傾きや胸郭の向き、
頭の位置などが関係していることがあります。

このような体のつながりを理解しておくと、
一部分だけを無理に動かそうとせず、
姿勢や動作を全体として考えやすくなります。

ただし、体の構造を知ることだけで姿勢が変わるわけではありません。

理解した内容を実際の立ち方や座り方、
運動中の動作と照らし合わせることが重要です。

骨盤・胸郭・背骨・肩甲帯はどのように関係しているのか

骨盤と股関節の関係

骨盤は背骨と下半身の間にあり、
股関節を通じて脚ともつながっています。

立つ、座る、しゃがむといった動作では、
骨盤と股関節の動きが関係します。

例えば、座っているときの骨盤の傾きと、
立っているときの骨盤の傾きは同じとは限りません。

そのため、骨盤の角度だけを見て「良い」「悪い」と判断するのではなく、
動作や体の使い方と合わせて確認することが大切です。

胸郭と背骨の関係

胸郭とは、肋骨・胸椎・胸骨などで構成される
胸まわりの骨格です。

背骨の動きや体幹の向きとも関係するため、
姿勢を考える際の一つの確認ポイントになります。

例えば、胸を張ろうとして腰まで大きく反らせてしまう場合、
胸郭と骨盤の位置関係を考えると、
動き方を理解する手がかりになります。

大切なのは、胸郭や背骨を常に決まった位置に固定することではなく、
必要な動作に応じて体を使えることです。

肩甲帯と胸郭の関係

肩甲帯とは、肩甲骨や鎖骨を中心とした
肩まわりの構造です。

腕を上げたり、前に伸ばしたりするときには、
肩甲骨と胸郭などの動きが関係します。

肩が前に出ているように見える場合も、
肩甲骨だけを後ろに引けばよいとは限りません。

胸郭や背骨、腕の動きも含めて確認することで、
体の使い方を考えやすくなります。

猫背・反り腰・巻き肩は、見た目だけで原因を決められません

猫背、反り腰、巻き肩は、
姿勢の特徴を表す分かりやすい言葉です。

しかし、これらの言葉だけで、
どの筋肉が弱いのか、
どの関節が硬いのかを決めることはできません。

例えば、猫背に見える場合でも、
背骨だけでなく頭や骨盤の位置が関係していることがあります。

反り腰に見える場合は、
腰まわりだけでなく骨盤・股関節・胸郭などを
合わせて考える必要があります。

巻き肩に見える場合も、
肩甲骨の位置だけでなく、
胸郭や腕の動きなどが関係します。

また、同じような姿勢に見える人でも、
実際の動き方や体の特徴は異なります。

そのため、姿勢の見た目だけで原因を断定せず、
立位や動作の中で体の各部分が
どのように関係しているかを確認することが大切です。

初回カウンセリングでは、筋肉の起始・停止が分かる骨格模型を活用しています

キースタイルフィットネスで初回カウンセリングに使用する着色付き全身骨格模型

初回カウンセリングで使用する骨格模型。
筋肉の起始・停止や骨格の位置関係を説明する際に活用しています。
※掲載画像は実物写真をもとにAI加工したもので、
着色箇所などの細部は実物と異なる場合があります。

キースタイルフィットネスでは、
代表トレーナーの藤川啓介が、
初回カウンセリングで毎回、
骨格模型を使って体の構造や筋肉の付着位置を説明しています。

使用しているのは、
骨盤・背骨・胸郭などの骨格だけでなく、
筋肉の起始・停止も確認できる模型です。

骨格模型を使う目的は、
専門的な知識を見せることではありません。

言葉だけではイメージしにくい体の構造を、
目で見て理解しやすくするためです。

筋肉の起始・停止を理解すると、体の動きをイメージしやすくなります

筋肉の「起始・停止」とは、
筋肉が骨などに付着する部位を区別するための解剖学用語です。

筋肉がどこからどこにつながっているのかを知ることで、
関節の動きや筋肉の働きを理解する手がかりになります。

例えば、腕を上げる動作でも、
肩だけが単独で働くわけではありません。

肩甲骨や胸郭の動き、
複数の筋肉の働きが関係しています。

骨格模型を見ながら位置関係を説明することで、
言葉だけでは分かりにくい体の仕組みを
視覚的に理解しやすくなります。

骨模型で理解したことを、実際の動作につなげています

初回カウンセリングでは、
模型で説明するだけで終わりません。

お客様ご自身にも実際に立っていただいたり、
腕を動かしていただいたりしながら、
体の位置関係や動き方を確認してもらいます。

そのうえで、どのような動きを練習するのか、
なぜそのエクササイズやトレーニングを行うのかを
理解していただけるよう説明しています。

単に「この筋肉を鍛えましょう」
「姿勢を良くしましょう」と伝えるのではなく、
体の仕組みと運動の目的を結びつけながら、
必要な動きを少しずつ身につけていくことを目指します。

ただし、筋肉の起始・停止を知ることだけで、
姿勢の問題の原因が分かったり、
動きが習得できたりするわけではありません。

骨模型は理解を助ける説明ツールであり、
実際の動作確認や運動練習と組み合わせて活用しています。

体の構造を理解したら、実際の動作と照らし合わせることが大切

体の構造を理解することは、
運動やトレーニングを考えるための出発点の一つです。

例えば、次のような流れで考えることができます。

1.体の構造を知る

骨盤・背骨・胸郭・肩甲骨などの位置関係と、
筋肉の起始・停止を理解します。

骨格や筋肉のつながりを知ることで、
実際の動きを考えるための手がかりを得ます。

2.自分の姿勢や動きを確認する

立つ、座る、腕を上げる、しゃがむなどの動作で、
体の各部分がどのように動いているかを確認します。

骨模型で学んだ体の位置関係と、
自分自身の動きを照らし合わせることが大切です。

3.必要な動きを練習する

動かしにくい部分や、練習したい動作に応じて、
エクササイズや筋力トレーニングを考えます。

運動の目的を理解しながら、
必要な動きを少しずつ身につけていくことを目指します。

ここで大切なのは、
構造を覚えることそのものではなく、
理解した内容を実際の動作に結びつけることです。

キースタイルフィットネスでは、
こうした姿勢や体の使い方の確認を、
必要に応じた運動や筋力トレーニングにつなげる
考え方を大切にしています。

実際のパーソナルトレーニングで、
姿勢や体の使い方をどのように確認し、
運動につなげていくのかは、
以下のページで紹介しています。


札幌市西区で姿勢改善を考えている方へ|パーソナルジムでできること

姿勢を理解することと、痛みや不調を改善することは別に考えましょう

姿勢や体の使い方は、
日常生活で体にかかる負荷を考える際の一つの要素です。

一方で、肩こりや腰痛などの症状を、
姿勢だけが原因で起こるものと
決めつけることはできません。

痛みや不調には活動量、負荷、睡眠、既往歴など、
さまざまな要因が関係する場合があります。

また、特定の姿勢を常に維持することが、
すべての人に適しているとも限りません。

姿勢の構造を理解することは、
診断や治療の代わりになるものではありません。

強い痛み、しびれ、急に現れた症状、
筋力低下などがある場合は、
無理に運動を続けず、医療機関に相談してください。

姿勢や動作の確認からトレーニングにつなげる
基本的な考え方は、

体リセットメソッドの「見る→整える→鍛える」

でも紹介しています。

まとめ|体の構造理解は、姿勢と動作を考えるための第一歩

姿勢改善を考える際には、
背中や骨盤など、一部分だけに注目するのではなく、
体全体の位置関係を見ることが大切です。

骨盤・胸郭・背骨・肩甲帯・股関節などが
どのようにつながっているかを知ると、
姿勢や動作についての説明を理解しやすくなります。

キースタイルフィットネスでは、
初回カウンセリングで筋肉の起始・停止が分かる骨格模型を使い、
体の構造を説明したうえで、
実際の立ち姿勢や腕の動きも確認してもらっています。

骨模型は、体の構造と自分自身の動きを
結びつけて理解するための一つの道具です。

大切なのは、骨格を決まった形へ矯正することではなく、
自分の姿勢や動作を理解し、
必要な運動を練習していくことです。

指導内容の情報提供:藤川啓介

キースタイルフィットネス代表トレーナー
資格:NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)

自分の姿勢や体の使い方を確認してみたい方へ

キースタイルフィットネスでは、
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“姿勢改善で体の構造を理解する意味|骨模型を使う理由をトレーナーが解説” に対して2件のコメントがあります。

  1. 湯澤 晶子 より:

    この度、ご縁がありまして藤川trainerのPersonal training のご指導を受けさせて頂きました。
    私は50代で柔軟性がなくストレートネックで体幹も不安定です。
    そんな悩みにすぐに対処出来るストレッチを教えて頂き
    ました。
    Training後の身体がとても心地よく身体が軽くなりました。
    健康な身体を継続する事はとても大切だと思います。
    勇気を出してPersonal training を受けさせて頂き良かったと思いました。
    豊富な知識を持った藤川trainerに感謝します。
    また是非、ご指導をよろしくお願いします。

    1. 湯澤 様
      遠いところからはるばる当ジムにいらしていただき本当に嬉しかったです!
      また札幌に来た際にはいらしてくださいね!
      楽しみにお待ちしております♪
      同じトレーナーとして、皆さまに健康を与え続けられるように頑張りたいですね!
      本当にありがとうございました♪

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